アラカンからシニアの方が、働いているのは最近では当たり前のことになってきました。
私たちの親世代では、専業主婦となり家事をしながら孫の世話をするか家業のお手伝いをするなどが一般的でした。
子供が少し大きくなりパートとして働いている人もいましたが、ごくわずかでした。
現在、アラカンやシニア世代の方は、専業主婦の方とパート勤務やフルタイムで働いている人、定年が伸びまだまだ正社員のようにしっかりと働いている人、家業を手伝っている人など、比較的、親世代より働く場が増えていると思います。
では、どんな場所で、どんな働き方を、そしてどのように仕事を探したら良いのでしょう。
いちばん大事なことは何かを考える
仕事を探すうえで「一番大切にしたいこと」をまず考える事が重要になります。
- 仕事の内容はどうか?
- 仕事場への距離はどのくらいか?
- 希望の勤務時間かどうか
- 体力的にあっているかどうか
- 賃金は適正かどうか
- 休みたい時に融通がきくかどうか
- 仕事場の環境はどうか
など
あげればたくさんの項目が出てきますが、これだけは譲れないというものをしっかりと決め、そこまではこだわっていないという条件も上げておくと、いざ面接で採用になるかというときの受け答えに生きてくると思います。
とっさのその場の判断で、仕事が欲しいという理由で、こだわりの条件をくずしてしまうと、後々続けられない理由になってしまいますし、不満を溜めることになり、心にも体にも影響がでてきます。
仕事の内容はどうか?
今まで培った仕事のスキルを活かせたり、違う分野でもチャレンジしてみたいといった内容であったりすると、仕事に従事した後も楽しく長く働くことができることでしょう。
事務仕事を何十年としていた、年齢の割にパソコンには詳しい、人とコミュニケーションをとるのが上手など、自分の特性や特技を活かせると仕事自体が楽しくなります。
またスキルをもっていることで、給与も最初からプラスしてもらえることもあるでしょう。
まったくの異業種でも、チャレンジしてみたいと積極的に応募することは可能だとは思います。
私も以前からやってみたいという業種があり(その時の年齢は55歳でした)経験もなし、経歴も条件には入っていなかったけれど、ダメもとで熱意を込めて応募したことがあります。
面接官の方から返信があり、面接を行うとのことで面接会場へと向かいました。経歴はそれほど重要視していなかったようでしたが、定年で退職される方の後に入る予定の方を探していたということで、面接は好感触でしたが、採用には至りませんでした。
それでも、面接をしっかりとやっていただき、話しを聞いていただけたので、ありがたいことだったと今でも感謝しています。
しかし、仕事を探している人にとっては、『採用』されなければ意味がありません。
やはり、受け入れてもらいやすいことを考えると、今までのスキルを活かせる仕事や単純作業、主婦を長くしていた方であれば、介護施設の食事作りや料理店の簡単な盛り付け、派遣のお掃除など難しさがない仕事を選ぶと決まりやすいでしょう。
仕事場への距離はどのくらいか?
好んで通勤時間が長い仕事場を探すことは、余程気に入った仕事をする場合を除いてないでしょう。
アラカン、シニアの方は自分の体力面を考えたり、家に帰ってから、残っている家事を済ませたりを考えたら、少しでも近い仕事場を選ぶはずです。
アラカン、シニアは思いのほか、疲れやすいのですし、次の日に残りやすい。
50代になったばかりの方はまだまだ体力はあるかと思いますが、60歳を超えると駅の階段を上ったり、帰り道に買い物をするだけでも疲れてしまいます。
自分の納得した仕事場であれば遠くてもモチベーションは保てますが、それ以外になると通勤は近ければ近いほど良いと考えます。
20代や30代のように、キャリアを積んでいくからそんなことは言っていられないという方とはアラカン、シニアは違います。
自分を大切に=自分ファーストで
希望の勤務時間かどうか
ここで私の仕事へ行く前の家事もろもろを紹介していきます。
- AM6:00 起床
- AM6:30 朝食お弁当作り&洗濯
- AM7:15 朝ドラを見ながら洗濯物を干す
- AM7:30~8:00 食器を洗う&身支度
- AM8:15 家を出る
と、8:45に仕事場へと到着します。そして17:30終了し帰路につきます。
- PM17:40 電車に乗る
- PM18:00 最寄り駅に到着
- PM18:30 買い物して帰宅
- PM19:00 洗濯物をとり入れ食事作り
- PM19:45 洗濯たたみ、トイレ掃除
- PM20:00 子供の食事
- PM20:30~22:00 お風呂、片づけ
私は子供二人と現在住んでいるので、やることが多いのかもしれませんが、一例として書きました。
他の方でも、もろもろ何かやることはあると思うので、出勤前と出勤後にそれをこなすことを考えると、勤務時間の希望をしっかりと考えておくと「こんなんじゃなかった」となりにくいと思います。
- 朝9時から午後5時まで 休憩時間1時間
- 朝9時から午後2時まで 休憩時間なし
- 午後1時から午後5時まで 休憩時間なし
など、休憩時間のあるなしもすごく大切です。
個人的には以前勤務していた時のシフト、5時間勤務の休憩時間なしスタイルが私にとっては効率的でした。
3時間や4時間勤務という方もいるかと思います。アラカン、シニアの方で、少しだけ仕事をしたいという方は、短い勤務時間が効率的だと思っています。
体力的にあっているかどうか
更年期がすぎたとはいえ、まだまだホルモンの影響を受け、体調万全!とは言い難い方もいらっしゃるかもしれません。
無理をすると、自律神経系がくずれホットフラッシュなどが戻りがちです。特に体力的に考えてみると、筋肉や骨密度などが減り、骨折をしやすくなってきますから、重労働や重い荷物を持つなど骨に負担がかかる仕事はなるべく避けたいもの。
体を動かすことが好きな方もいらっしゃるので、そういう方は大丈夫かとおもいますが。
もし仕事の内容に含まれているなら、イソフラボン系のサプリやカルシウムのサプリなどで補強し、睡眠をしっかりととるようにしましょう。
賃金は適正かどうか
2024年10月から、都道府県で最低賃金が上がりました。上がったと言ってもびっくりするような額ではありませんが、それでも賃金アップはだれにとっても嬉しいものですよね。
最低賃金は県などによって違いますが、仕事内容によっても随分と幅があります。
自分の仕事は、どのくらいの賃金をいただけるのか、またその労働に見合った賃金になっているか、他社の賃金はどのくらいなのか、今はインターネットで調べると出てくるので、応募するときに納得した上で応募しましょう。
派遣勤務の方は、交通費が含まれている賃金が表示されていたりするのでよく確認をしておきましょう。
休みたい時に融通がきくかどうか
お休みにも、通常のお休み、有給、慶弔などがアラカン、シニアでは一般的なお休みになるでしょう。
正社員の方では、リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇、生理休暇、誕生日休暇など種類も増えているようです。
この記事を読んでいる方の大半は、パート勤務や派遣勤務、アルバイト、自営業などで仕事をされている方々でしょうから、ぎりぎりの人数でシフトを回している派遣先やパート先では、急に休むことに気が引けてきます。
また、お休みをする場合には、自分で変わってくれる人を見つけなければならないところも多いと聞きます。
そのような仕事場で働いたこともありますが、やっぱり気持ちに余裕がなくなってきますよね。
夕方に頭痛がしたりすると、明日出勤できるだろうか、あさいちまで様子をみようか、それとも今連絡した方がいいかな、でも治ったらいけるしな…などぐるぐる考えてしまいます。
その負担たるや、できるならしたくない心配です。コミュニケーションが上手にいっている仕事先であれば、気軽に交代のお願いなどができるかもしれないので、日頃から会話などを交わしておくと良いでしょう。
仕事場の環境はどうか
仕事場の環境…
これは、建物の環境もあり、人間関係の環境もあり、です。
建物というと、会社がどの街のどこにあるのかも関係してくるとは思いますが、ここでは大きな建物という枠ではなくて、建物の中の環境を見ていきます。
先日、アラカンの方の記事をみていたら「トイレが嫌だった」と書いてありました。
トイレの戸数が少なく、いつも人が入っていて、違う階に行ってもふさがっているそうです。トイレに行きたい時に行けないのは確かに嫌かもしれません。
昔、働いていた会社は男女トイレはひとつのドアで入ったら分かれているという環境でした。それもやはり気を遣わなければいけなかったので、嫌というほどではなかったけれど、男女別にはなっててほしかったかなと。
また、陽がまったく差さないとか、モノがあふれていて片づけていないなども気になります。
面接に行くと、その環境が自分に合う合わないというのが肌でわかると思うので、直感を大切にしましょう。
まとめ
以上、仕事を探すうえで「一番大切にしたいこと」を書いてみました。
- 仕事の内容はどうか?
- 仕事場への距離はどのくらいか?
- 希望の勤務時間かどうか
- 体力的にあっているかどうか
- 賃金は適正かどうか
- 休みたい時に融通がきくかどうか
- 仕事場の環境はどうか
もし仕事を探すうえで参考になったら幸いです。
本ページはプロモーションを含まれています
|
|