今回はアラフィフ、アラカン、シニアの年代で「転居」となった時の住居の選び方基準を深掘りしていきたいと思います。
シニアになると、
- シニア向け賃貸住宅
- サービス付き高齢者向け住宅
- シニア向け分譲住宅
などがありますが、今回は一般的な引越しの時の住居探しのお話しです。(老健や特養などのお話しではありません)
私は今まで10回程度の引越しを経験してきました。
小さい時の引越しは親都合での転居が多いと思いますが、私の場合もご多分にもれず親都合での転居でした。
その後成人してからの転居は、親元から離れて暮らしたいとか、会社までの移動時間が長く満員電車に1時間半も乗ることに疲れてしまったから。
皆さんもそんなことあったかもしれませんよね。
家庭を持ってからは、一つの場所に30年近く住んでいたので、子供達にとってはその地域が「ふるさと」になり、友人もその地域に多くいるということになります。
私自身もママ友がいて、今もおつきあいが続いている方も何人かいます。
私ももうここを引っ越すこともなく、この地でずっと暮らすんだな、もう他の土地で暮らすことはないんだなと少し寂しくも思ったり。
ですが、思いがけない主人の転勤で遠方へ引越しをすることとなり、そこで4年暮らしさらに引っ越して2年、また来月引越しを迎えようとしています。
約25年間住んでいた家は持ち家でしたが、転勤後の住居は賃貸マンションを選びました。
選ぶ基準もちょっと人よりうるさくなってしまうことが多く、最低限の風水を取り入れたりしています。
そこで今回は賃貸を借りる時の基準となるものをいくつか挙げてみます。ただ、個人的な選び方なので、ここは違うよ?という方もいらっしゃるかもしれません。
ひとつでもご参考になればうれしいです。
日当たりが良いかどうか
一番気になる項目ですね。日当たりが良ければ洗濯物が良く乾きますし、部屋にも光が差し込んで明るくなります。明るい部屋は心までも明るくします。
一日に15~30分程度でも日光にあたると、気分の安定につながり睡眠にも良い影響があります。
外歩きすればよいとも思いますが、アラカンシニアになるとおっくうになりがち。家の中できちんと日光を浴びて心を安定させたいですね。
また、明るい部屋の「気」はいい気ですから、部屋を選ぶ際にはとても重要視しています。
南向きが一番ベストですが、
- 東向き
- 南東向き
- 南向き
- 南西向き
- 西向き
くらいであったら、私は良しとしています。
また、ベランダやバルコニーの広さもできるだけ広い部屋を選びたいと思っています。
以前は犬を飼っていたので、バルコニーを散歩させたり、イスを出して景色を見たりなど、楽しめる場所としてバルコニーもチェックします。
最寄り駅まで何分かかるのか?
住居から最寄り駅までは何分かかるのか。これはとても重要事項です。
私自身はフルタイムで働いているわけではないので、毎日駅へ向かうことはないですが、ご家族の中に学生さんや会社員の方などがいれば、駅を使うことが多いでしょう。
徒歩5分と徒歩15分の物件では、だいぶ負担が変わるのではないでしょうか?
学生さんは元気でさくさくと歩けますが、アラカンやシニアになってくると歩き方も遅くなったり、毎日であったりすればやはり駅までの距離が近い方が便利ですよね。
今は物件を探すときに「駅まで何分」というチェックを入れて探せるので、とても便利ですよね。最寄り駅も一駅だけではなく二駅使える物件などもあったりします。
- 駅まで近い物件は家賃相場より高め
- 少し古い物件になると駅に近くても安くなっていることがある
- door-to-doorで時間換算してみて大丈夫そうな物件を選ぶ
- 駅から15分以上かかる物件は比較的安め
- 駅から遠くてもその部屋や周りの環境にメリットがあるなら〇とする
スーパーへの距離事情
以前は自動車を持っていたので、スーパーやホームセンターが遠くても大丈夫でしたが、前回の引越しで自動車を手放したので、スーパーには徒歩で行くことに。
場所によっては近くても坂道が続いたりすれば遠く感じますし、買い出しした荷物を持ちかえる時に余計にしんどいものです。
アラカン、シニアはなるべく重い荷物を避けた方が腰痛やひざの痛み防止になります。私も整体にいったり、腰痛予防運動などをしているので、できるだけ重い荷物を持って歩くのは避けたいのです。
家族分を買い込んでしまうと、買い物自体が嫌いになってしまいそうなくらいです。たった15分ほどの距離なのに、こんな時は自動車があったらなと思ってしまいます。
救世主として「ネットスーパー」を使いまわしていますが、送料がかかってしまうのでいつもというわけにはいきませんし、欲しいものが売っていない場合もあります。
そうなるとできるだけスーパー、ホームセンターに近い場所が便利になってきますよね。
- 徒歩なら10分~15分までが便利
- 住居の周りにスーパーが何店舗かあると飽きない
- できるだけ分散して荷物を持つ
- 重い商品のしょうゆ、みそ、植物油、米などはネットスーパーで購入する
- 生協やヨシケイなどの宅配を使ってみる
- 誰かと一緒に買い物に行く
- カートを使う
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地域の雰囲気と合うかどうか
アラカンシニアの転居となると、もう引越しはしないでここで長く暮らすことになるかもしれないと感じる人も多いでしょう。
賃貸だけではなく、持ち家を購入するに至ることもあるかもしれません。
シニア世代になると、新たな土地で顔見知りを作ったりすることが難しくなることもあります。
そうならないようにきっと多くの方が地域のコミュニティに参加したり、カルチャーセンターで何かを習ったり、スポーツクラブで健康づくりに励んだりと考え実行することでしょう。
今は街全体でシニア対象の活動を積極的にしているところが多いので、どんなコミュニティがあるのかを家探しの際にHPで見てみるのもおすすめです。地域の雰囲気がわかったり、どんなところに力をいれている街なのかもわかります。
駅ひとつ分離れただけで、市が変わったりしますので、パソコンやスマホで調べてみて楽しい毎日になるようにしましょう。
現在は横浜市に住んでいるので、横浜市のHPで見つけてみました ↓
- シニアクラブへの参加(ウォーキング、ゴルフ、ゴルフボーリング、手芸など)
他の地域でも区民センターなどでコミュニティやカルチャースクールをしている場所もあり、自分の楽しめるもの、気が合う仲間作りなどができるといいですね。
間取りは使いやすいものを
賃貸物件サイトをたくさんみてきました。
何回か続けるうちにコツも覚えて、ここぞと思ったところは間髪入れずに電話をし内見できるかを聞きます。お問い合わせ欄からメールでのやりとりはまどろっこしくて、その間に決まってしまうこともあるからです。
じつは内見をせずに決めた住居もあります。けっこうドキドキしますが、その時も借りたい住居のグーグルマップを開き、家の近くの環境を良く確認します(風水的な)
人を道に置く機能があるのでその機能で家の前、エントランス、横、後ろと見れるところを全部見ます。何号室と分かれば、この部屋だと目星をつけ、前に建物があれば陽射しが入ってこないなとか、景色をじっくり想像します。
部屋の間取りでは、やっぱり拡大して窓からの景色を最大限映し出します。陽射し、景色をチェックをすごくしていると思います。
水回りの動線やクローゼット、キッチンの大きさなど順位をつけて、このあたりが気に入ったから、ここはまあいいかと折り合いを付けたりします。
もちろん間取り図と各部屋の写真も拡大、動画があったら確認して、納得したら電話します。
あとは、直感かもしれません。この部屋すっごくいいな~とか、この部屋で生活したいなと。
部屋の広さは若い時よりサイズダウンする
60歳になってから感じるようになったことがひとつあります。それは、部屋の広さについてです。
一日、キッチンに立ったり、洗濯をしに洗濯機のある場所に移動したり、畳んだものをクローゼットに入れたりと、意外に移動しているなと。
例えば、
- 読んだ本を本棚へ戻す
- 食器をキッチンに運ぶ
- 携帯の充電をするために移動する
- 洗濯ものをクローゼットに運ぶ
- 宅配便を受け取りに玄関までいく
など、小さな移動なんだけど何回も何回も続くとけっこう疲れるのですよね。
「年齢とともに部屋をサイズダウンする人が多いのはこういうことか…」と最近気づいたのです。
使う場所に置いておけばいいのでしょうが、雑然とモノをあまり置きたくないので、しまう収納をしてしまっていることも原因の一つかもしれませんが。
それまでは部屋は広ければ広いだけゆったり暮らせていいなと思っていました。実家は狭かったので憧れがあったのかもしれません。
これから賃貸をお探しの方は、自分の体力や気力を考えながら広さを決めても良いかなと思います。
今日は自分なりの物件の探し方を重点的に書いてみました。