旬の薬膳で健康維持しましょう

薬膳

薬膳を知ってから、毎日の食卓に少しでも取り入れてみようと思いはじめました。

きっかけになったのは冬の始まりの頃、仕事帰りに冷たい風に吹かれ、次の日から少し空咳が出始めました。

早めに治したいと思い咳に使われるアロマの精油ユーカリやティートリーを焚いたり、咳のいいと言われる食事をしていました。

子供たちも心配してくれて、ドリンク剤やのど飴やのどスプレーを買ってきてくれたりしたのですが、咳がひどくなり気管支炎になってしまいました。

それからの3ヵ月間は良くなっては、また咳がぶり返し、仕事にも支障が出るほどでした。

病院で処方されたお薬で副作用がでてしまい、どうしたらいいの?と途方に暮れていたところ、本格的な漢方を処方してもらおうかな?と考え、漢方薬局でカウンセリング、体質や症状に合った漢方を出していただき、半月ほどで咳がおさまり体力も戻りはじめました。

その時に足りなかったのは、体力と気の巡りだったのだろうと思います。食欲がわかず、お粥や豆腐など、のど越しの良いものしか食べられない感じでしたから。

そういう時期を経て、もともと興味のあった漢方薬膳の資格を取り実践しています。

季節に合った薬膳を中心に、かんたんな小鉢料理や果物を使ったサラダなど、気軽に薬膳を試していただきたいなと思い、今回は春の薬膳をご紹介いたします。

春のかんたん薬膳

冬に溜まっていたものが春になり
外に排出されるとき、心や身体に変化があらわれます。

イライラしたり、身体がかゆかったり、喉がイガイガしたり。

「生じてくるものを殺さないようにし
育てて押さえつけることのないようにし
なるべき助長して摘み取らないことである」
引用/黄帝内経 素問より
と書いてあります。

春は植物が芽吹き伸びていく季節です。
人も宇宙や自然の一部ですから、伸びやかに育っていくのを妨げないようにということですよね。

のびのびと気を補いながら、ゆるゆると元気になっていきましょう!

甘夏と生ハムのサラダ

甘夏や夏みかんの旬は春。

甘酸っぱくてみかんやいよかんより酸っぱさがあるので、苦手の方もいるかもしれませんね。春は五行理論から言うと酸味が必要とされています。しかし取りすぎてもいけない言われ、その分甘味や肝を強化するものを取るように心がけます。

甘夏の半分くらいなら、甘い、酸っぱい、旬のものとそろっているので、ぜひサラダにしてみましょう。

甘夏  甘/酸  胃肺 
・香りが気を巡らせる ビタミン補給に
・食欲増進 ストレスに

生ハム
・エネルギー補給
・塩分補給

  • 甘夏か夏みかん、はっさく 半分
  • 生ハム 量はお好み
  • クレイジーソルト 小1
  • オリーブオイル 大2
  • すし酢 大2
  1. 調味料を合わせておく
  2. 甘夏の房をむいてひとつずつ分ける
  3. 生ハムと合わせ調味料で和える

 

新キャベツと桜えびの和え物

魚屋さんを通りがかったら、桜えびの釜揚げが売っていました。新キャベツの甘さとほんのりしょっぱさがある桜えび。抜群の取り合わせです!

気虚は気がたりない状態です。気が足りていないと、動こうと思っても動けないですし、考えようとしても考えられない。こもりがちになったり、口数も少なくなったりしてしまいます。

冬にこもっていた状態の心身が動き出して外へ出そうとする春。食べ物からも元気をいただいて、散歩などで体を動かし、アラカンシニア元気だぞ~と闊歩していきましょう!

桜えび/ 肝腎 甘鹹 温 気虚

キャベツ/肝腎胃 甘 気虚 気滞

2人分
・桜えび 大さじ2
・新キャベツ 1/4コ
・中華だし(粉末)
・ごま油 大さじ1
・にんにくチューブ 適宜
・塩 少々

①新キャベツを一口大にカットして、ビニール袋の中に入れ塩もみする
②新キャベツを絞り、桜えびと混ぜる
③中華だし、ごま油、にんにくを入れてよく和える

ビニール袋を使うと洗い物も少なくて嬉しい!

 

 

 いちごスパイスティー

春が旬のくだもの、いちご。

最近は少人数のご家庭が増えているからか、普通の半分量のパックが売っていて、すごく重宝しています。お値段も298円とかね。

今回はあまおうを使ったスパイスティーのご紹介です。

アラカンシニアの年代になると、少量の少し贅沢なものやおしゃれなものでほっとしたいというのは私だけでしょうか?

いちご 甘酸 肝胃肺 気虚 水滞

1人分
・いちご 大粒1個
・シナモンスティック 半分
・紅茶 種類はなんでも

 

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